織物 / guatemalan textiles / BLOG & NEWS

技と思想。

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「完璧は神のみがなし得る技」

独自の手織文化を
古代マヤ文明時代から脈々と受け継いできた、
マヤ先住民たちの思想。

そんな考えが、
このチカチカする色鮮やかな配色のウィピル(グアテマラ民族衣装上衣)からも見て取れます。

ふっとしたときに思い出しては、深いなーっと思って
そこから派生していろんなことを頭の中に広げてしまいます。

彼らほどの熟練の技術があれば、
緻密な織作業、
厳密に数を揃えて、完璧に左右対称な模様にすることは可能なはず。

それをあえてしていない。

常に左右非対称であり、
所々に遊びが効いていて、
発想がとてもユニーク。

やはりそこには、
ふかーい思想や信仰が込められるなあと
思わずにはいられないんです。

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特にナワラというところのウィピルはなんかズレてます。
このネコちゃんも揃えられただろうに、少しズレてる。

急になんでこんなことを書こうかと思ったかというと、
人はみんな完全じゃないし完璧ではない。
だからこそおもしろみがあったり、
味があったり、遊びがあったりする。
そんな部分を愛していきたいなあと。

この仕事を通じて
ほーんとうに色々と考えさせられることが多くて、
先日取材を受けた際にも
ilo itooの活動のこと、現地生産者のことなどなどお話させていただいたのですが、
やはりもっと発信していこう!
という気持ちに改めてなりました。

正直あまり文章が上手ではないし、
得意なほうの視覚的表現に頼ってきた
私(オオクボ)ですが、
そんな不完全ながらも
もっと素直にもっとそのまんまに書いてみようかなと。

みなさんにilo itooを通じて
もっとグアテマラや生産者の素顔を知ってもらいたいな
と思います。

さて、
そんなilo itoo
今日から福岡八女にある”うなぎの寝床”さんで
グアテマラの絣スカート展 始まりました。

そこでもそんな”完璧”な仕上がりではない
色とりどりの美しいグアテマラのウィピルもご覧いただけます。

うなぎさん目線のグアテマラも
始まる前からとても楽しくて、
fbやinstaなどなど拝見させてもらってました。
うなぎさんのinstaはコチラ
https://instagram.com/unaginonedoko/

18,19日はオオクボが、
25,26日はタカザキが
在展しますので、
ぜひ八女のうなぎの寝床にて
みなさんに会えることを
楽しみにしてます!!

[グアテマラの絣スカート 展]
日時:2015年4月16日(木)-4月26日(日) 11:30-18:00
※期間中4月22日(水)はお休みです。
場所:うなぎの寝床
〒834-0031 福岡県八女市本町267
TEL: 0943-22-3699
Mail: u-info@unagino-nedoko.net

うなぎの寝床へのアクセス等詳しくはこちらのHPからご覧ください。
http://unagino-nedoko.net/

ilo itooの巻きスカート

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来週木曜日(4月16日)から開催の
グアテマラの絣スカート展 at うなぎの寝床 のメイン、
ilo itoo初の洋服アイテム・巻きスカートについて少し。

ilo itooのアイテムでよく使われる言葉 『corte コルテ』ですが、
コルテはグアテマラの先住民の女性たちが毎日使っている
民族衣装の巻きスカートのことを言います。

生地は一般的にグアテマラ特有の絣を用いて織られる事が多く、
日本の細かで一定の繰り返しパターンのある絣と比べて
大柄で自由な感じがします。

そんなグアテマラの人たちが織った、普段使いのコルテの生地を使って
私たちのライフスタイルに合ったデザインの巻きスカートに作りかえました。

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その絣の柄モチーフは、人形・トウモロコシ・松の木など様々。
絣の中に菱形模様のラインが入るコルテは
アルモロンガという地域特有のもので、生地が少し厚手。

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グアテマラ絣は染めから織りまで手作業で行われるので
色と柄の組み合わせに加えて、
作り手の気分的な要素も折り込まれ、とにかくバリエーションが豊富。

カラフルなものが好きな方も、
落ち着いたものが好きな方も、
きっとお気に入りを見つけていただけると思います。

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色はカラフルなものが多いですが、
中にはこんな風にインディゴで染めたシックなコルテもあります。

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こちらは、手刺繍モチーフにグアテマラの国鳥ケツァールを施した、
私たちもお気に入りの、作り手の遊び心が伺えるとってもキュートなコルテ。

最近私達もこの巻きスカートを愛用しているのですが、
さっと巻いて前で結ぶだけなので着脱しやすくとってもラクチン。

コットン素材で着心地もよく、
フリーサイズなので年代問わず長く使っていただけます。

お出かけ用でも、家で家事をするときでも
オシャレなのにラクチンでと嬉しいことがいっぱいのこのアイテム。

是非お気に入りを見つけに”うなぎの寝床”に足を運んでみてくださいね。

[グアテマラの絣スカート展]
日時:2015年4月16日(木)-4月26日(日) 11:30-18:00
※期間中4月22日(水)はお休みです。
場所:うなぎの寝床
〒834-0031 福岡県八女市本町267
TEL: 0943-22-3699
Mail: u-info@unagino-nedoko.net

うなぎの寝床へのアクセス等詳しくはこちらのHPからご覧ください。
http://unagino-nedoko.net/

サンティアゴの手刺繍のこと。

ana_y_aya_刺繍ロゴ

グアテマラからこんにちは。

今回は、北九州市小倉の
一生もんshop 緑々さんでの展示販売会でお披露目する
新作の刺繍のトートバッグについて。

刺繍をしているのは、サンティアゴ・アティトランの女性たち。
サン・フアン・ラ・ラグーナと同じくツトゥヒル族の町で、
そのウィピルには、鳥の刺繍がたくさんしてあることで有名です。

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日本でデザインを考えていて、
どうやって作り手を探そう、と思っていました。

グアテマラに到着して
頼れる相方Josefinaに刺繍のことを相談したその翌日。

いつものように工房でみんなと仕事をしていると
サンティアゴのお母さんが工房に来ていて、Josefinaと話してました。

聞くと、たまたまサンティアゴからサンフアンにウィピルを売りに来ていて、
家族で刺繍をしている、とのこと。

毎度ながら、そういうことには運や縁がある私。

話がスムーズに進み、さっそくサンプルを何個か頼むことに。
10月のことでした。

1週間後納品の日。
きちんと予定通りに来てくれました。
そして、なんと素晴らしい出来…!

彼女たちの仕事がとても気に入ったので、
それからというもの、毎週刺繍をオーダーしていて、
いつもかなり完成度の高い仕上がりで納品してくれます。

お母さんのAnaが営業さんで、(刺繍もします)
娘のFranciscaとYulisaが縫子さんです。

モチーフは、
様々な種類の鳥、鶏、国鳥ケツァールはなんのそので、
用意したイラストで色指示してもバッチリ仕上がってきます。

先日は、ilo itooのロゴもオーダー。

ana_刺繍ロゴ_会話中

一目一目、一文字一文字、丁寧に刺繍されていて、
手刺繍ならではのあたたかみと柔らかさがあって、
かなり満足の仕上がり。

今後展示会で活躍してくれる事間違いなしですね。

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ツトゥヒル語のみをしゃべる彼女とは、
Josefinaのスペイン語の通訳を介してやりとりしています。
最初は伝わってるのかなー?
と心配でしたが、
ステッチの手法から、色、糸の素材と積極的に細かく質問してきて、
彼女は指示をきちんと飲み込んで娘たちに伝えているようです。

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そんな新作アイテムの
刺繍トートバッグ。

あおあおさんでの展示会では、
一足早くみなさんにご覧いただけます!!

ぜひぜひ、写真だけでは分からない
手仕事の魅力を体感して欲しいです。

オーダー会で受け付けた商品は、
こちらグアテマラにて、
裁断・刺繍・縫製・検品まで、
全てメンバーみんなの手で丁寧に仕上げさせていただきます。

 

みなさんのお越しをお待ちしてます!

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刺繍帆布トート:¥6,264(税込)

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グアテマラの色と糸店 at aoao 第三回 2015
日時:2015/1/31(sat)-2/1(sun) 10:30-18:30
場所:一生もんshop 緑々(あおあお)
〒802-0002 北九州市小倉北区京町4-4-17-1F
tel: 093-533-0533
mail: info@ao-ao.net
展示内容:巻きスカート布のトートバッグ、ビーズチャーム、ポーチ、帽子など
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巻きスカート布コルテ。

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ilo itooの定番アイテム巻きスカート布のトートバッグ。

名前のとおり、もともと巻きスカートだった布をリメイクして
バッグにしています。

素材にアクリルとコットンの糸を使って織られる
巻きスカート布“コルテ”。

今日はこのコルテのお勧めポイントをご紹介。

1. 手触りがいい。
実際に手に取った方の大半が驚かれる柔らかさ。

見た目固そうに見える。とたくさんの方に言われます。
展示会などで実物を前にした方にもそう言われます。

でも、手に取ってみるとちょっと驚き。
ずっと触っていたくなる触り心地です。

コットン100%の気持ちよさとも違った、柔かさを持っています。

2. 軽い。
手触りと同じように、手に取った方の大半が驚かれる軽さです。

例えば、バッグ。
巻きスカート布のトートバッグは約190g
巻きスカート布の大きなトートバッグは約380g

190gは缶コーヒーと同じ重さ。
380gはその倍。

1.2.については
お店で手に取って下さったほとんどの方が驚かれるので、
私達もかならず手に取って貰うように勧めますし、
驚く姿を見るのが楽しみだったりもします。

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3. 柄が面白い。
巻きスカート布コルテはすべて手織り布です。

高機と呼ばれる、
木枠を使った織り機で織られます。

コルテづくりの仕事はその糸を染めるところから。

日本にも伝統的に存在する絣(かすり)の手法が
グアテマラでも伝統的に使われています。

特徴的なのはグアテマラの絣は、
色とりどりの色がのせてあり、
一つの布に様々なパターンが見られること。

コルテは近くでみると紫系の布に見えても、
離れてみるとオレンジやピンクが浮き上がって見えるというような
独特の面白さを持っています。

4. 洗える。
もともと巻きスカートの布だったものなので洗えます。

※お洗濯はなるべく単体で手洗いで、
色落ちやアイテムによっては型崩れなどに注意して行ってください。

5. 汚れが目立たない。
柄が複雑なので多少の汚れは目立ちません。

6. 合わせやすい。
色んな色が使ってあるのでベースがシンプルあればも何にでも合わせられます。
カジュアルはもちろん、少しフォーマルっぽい感じにも意外と合います。

絣が入っているのでどことなく日本のものとも似ていて
和ものと合わせてもオシャレです。

似ている生地は数知れず。
でも、実際にコルテを日本で手に出来る機会は本当に少ないと思います。

これを読んでコルテ布が気になる方が増えますように。

是非、onlineshopでコルテ製品チェックしてみてくださいね!
corteシリーズ:http://iloitoo.jp/product/series/corte

グアテマラの民族衣装 ウィピル

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上からネバフ、サンティアゴ・アティトラン、サンティアゴ・アティトラン、サン・フアン・サカテペケス、ナワラ。

80以上あると言われるグアテマラ先住民の村が持つそれぞれの民族衣装。

同じ村のものでも作り手によって、
その時の流行によって
ベースの色が違ったり、細かな柄が違ったり。

ウィピルと呼ばれるこの民族衣装の上衣は
2つと同じものがない貴重な布です。

これを自ら織り、普段着とする彼らの感性は
人工物に囲まれて、あっという間に流れてしまう時間の中で生活している
私達の想像を超えたもののように感じます。

そして、
こんなにもバリエーション豊かなグアテマラの民族衣装にも共通することが一つ。

それは『不完全であること』

『完全なものは神にしか作れない。』
それを成そうとするのは神に対する冒涜。

だからわざと左右対称に見えて違うように布を織りあげるそうです。

遥か昔、マヤ文明が栄えていた時代から存在していた織物。

石碑に刻まれた織物の女神イシチェル。

今でこそ山岳地帯に定住している
マヤの末裔たちですが、
昔昔はティカル遺跡を中心とする熱帯地域に繁栄していました。

そこに存在したはずの遥か昔の織物は
有機物として分解されて残念ながら今ではほとんど残っていません。

分からないことが多いと言われているグアテマラの織物の歴史。
だからこそ魅力的なのかもしれません。

そんな織物に鋏を入れてしまうのは毎回本当にためらわれますが、
なるべく着古されたウィピルを買い取って、
プロダクトにすることでまた使って貰えるように、
また別の誰かが喜んでくれるように、
そう思いながら商品づくりをしています。

秋晴れの日に

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今日は朝からとってもいいお天気だったので
夏の間しまっていた毛織物の虫干しをしました。

まずは広げて穴あきがないかチェック。
と、あの毛におおわれた小っちゃーい天敵がいないかもチェックチェック。

穴なし、ムシなし、問題なし。

それから風通しのいいところへ。

 

この毛織物は何かというと、
これはグアテマラの男性用民族衣装の腰巻布。
スカートのようにして腰で縛って使います。

男性の民族衣装着用率はどんどん低くなるばかりですが、
地域によってまだまだこんな姿を見ることも出来ます。

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さてこの毛織物そのまま売るか仕立てるか、
手放したくない気持ち半面、でも、興味のある方ご連絡お待ちしております。

グアテマラ民族衣装のいろいろ vol.3

Nahuala / ナワラの女性民族衣装

ナワラのウィピル(民族衣装上衣)に多く見られるのは動物モチーフと配色豊かな幾何学模様。

馬や鳥、猫…  ilo itooも大好きなモチーフです。

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ナワラの定期市にて

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