3月の終わりから4月の半ば、
毎年日程は変わるのですがこの時期といえばセマナ・サンタ。
キリスト教最大のお祭りの一つ復活祭の季節です。
イースターというと聞いたことがある方も多いかと思います。
国民の約7割がキリスト教徒のグアテマラでも
この一週間をセマナ・サンタと呼んでみんなでキリストの復活祭を祝います。
どんなお祭りかというと、
キリストがローマ軍に捕えられ十字架にかけられてから
復活するまでの姿を再現した山車が街中を練り歩くプロセシオンと
その山車が通る道筋に
おがくずや花びらなどを使って作られる絵画のような絨毯アルフォンブラが街を彩ります。
グアテマラのプロセシオンとアルフォンブラは一見の価値あり。
特に世界遺産の街アンティグアのそれは世界中から観光客が訪れるほど有名です。
プロセシオンでもくもくと焚かれるお香と
十字架を背負うキリスト、
悲しみに暮れるマリア様、
悲しみの音楽を奏でるオーケストラ。
復活の日まではキリストが処刑されてしまうという悲しみに
とても厳かな雰囲気でお祭りが進行しますが、
復活の日は爆竹があちこちで鳴らされ、明るい音楽が鳴り響きます。
この悲しみの中にも色を添えるアルフォンブラは
プロセシオンが通るとあっという間に形をなくしてしまう運命にあるのですが、
グアテマラの民族衣装を思わせるようなカラフルな色づかいのものや
野菜やフルーツを使ったものなど
毎年趣向を凝らしたものが周辺に住む人たちの手で数時間かけて作られます。
今年は丁度今週がセマナ・サンタ。
今頃グアテマラのみんなは家族と一緒に教会に行ったりして時間を過ごしている事でしょう。
マヤの遺跡だったり、アティトラン湖だったり
観光資源がたくさんのグアテマラの中でもおすすめのお祭りセマナ・サンタ。
もし、グアテマラに行くことがあれば、是非このセマナ・サンタ見て欲しいなと思います。
観光客が多い時期はスリが多いので気を付けて。