グアテマラといえば、なんてったって有名なのはコーヒー。
私が2年間住んでいたラスクルシータス村も、
コーヒー農園が広がる標高1700Mの村でした。
地域によって収穫時期にずれはありますが、
私の村は乾期真っ盛りの1月~3月。
村のみんなは家族総出で、朝から日が暮れるまでコーヒーの赤い実摘みをします。
日本でコーヒーは大好きで飲むけれど、
コーヒーがどうやってできてるかなんて知る事もなかった私。
今ではコーヒーが赤い実から採れることも、コーヒーの木は白いきれいな花を咲かす事も
グアテマラ人はうすいお茶みたいなコーヒーにどっさり砂糖いれて飲むのが好きなことも
知ってます。
グアテマラのコーヒーといえば、
ラスクルシータス村に住んでいた頃、近所の家にぷらっと寄ると絶対、
「ほら、座って座って。」と言って即座にイスを出して来て、
甘~いコーヒーと甘~いパンを出してくれてたことを思い出します。
”ちょっと顔だしただけだったのになあ。
また激甘コーヒーにパン、いただかなきゃいけないか…。”
と内心思いながらも、ついつい座っておしゃべりして帰ってたものです。
決してお金もたくさんある訳ではないのに、
そうやって外から来た私を温かく迎え、もてなしてくれてた
あの人たちのやさしさが、今でも忘れられません。