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ilo itoo’s exhibition at Bahar、ラスト3日です。

ILOITOO
ILOITOO

グアテマラの手織物と刺繍のレディースファッションブランド、ILOITOO(イロイト)です。イベントや新商品についての情報など発信していきます。

bahar-iloitoo2

こんにちは。

現在開催中のBaharさんでの展示販売会。
あっという間にあと3日となりました。

オオクボは、3月3〜6日と在展しておりました。
bahar-iloitoo1

bahar-iloitoo3

3日の開始早々、本当にたくさんの方々に来ていただいてます。
朝は11:00〜ワークショップ、その後13:00〜開店、18:00閉店、その後東京でしか会えない方たちとお食事。
と毎日めまぐるしい日々を送っていたので、ア!
という間に楽しい時間は過ぎて行き、ア!という間に
福岡に帰ってきて、浸っている間もなく、アア!もう次の準備..と、
ウカウカしている間に始まってますブログを書きそびれてました。スミマセン。。。

さておき、今回お世話になっているBaharさん。
編集者でもあり作り手でもあるオーナー春日さんが運営するアトリエショップです。

毎度テーマを変えて、世界各国の手仕事を紹介する展示会を開催されていて、
今回は、”グアテマラ”ということで私たちilo itooを紹介していただいています。

「今度は何が観れるのかしら」と楽しみにしているお客さんも多いようで
Baharさんでは初めてのグアテマラ!をとても楽しんでいただいてるようでした。

francisca_1-2-2

で、今回の私たちの展示会テーマは
「Francisca’s Embroidery Work」。
私たちが太鼓判を押す、刺繍の名手 フランシスカの作品をメインにご紹介しています。
なので、刺繍アイテムが勢ぞろい。

bahar-iloitoo

Baharさんでは、
彼女が1年ほどかけて作った、鳥の刺繍がびっしり施された豪華な一級品のウィピルから、
普段着として使われる襟元や胸元に刺繍されているウィピルなどを壁面に飾り、
そんな彼女のテクニックが光るilo itooのオリジナルアイテムを販売しています。
かなりワクワクする店内になっています^^

販売商品については、Baharさんのブログをご覧ください。
http://bahar.bz/blog/news/2016/03/16/4451/

まずはみなさん壁のウィピルにお目目を丸くして見入ってしまう様子で、
それもそのはず、誰もがうっとり惚れ惚れするこのウィピルは
想像もできないほど手間暇かけて作られています。

一般的にサンティアゴの女性たちは、
整経・織り・縫い・下絵・刺繍を分業して行っていて

フランシスカのところでは、
整経を親戚のおばさん、織物をお姑さん、縫いと下絵と刺繍をフランシスカや妹、
販売をお母さんのアナ、といった風に家族や親戚間で分業して行っています。

サンティアゴの基本型のウィピルは、
まず、白と紫の縦縞にオレンジが赤のラインを入れて布地を織ります。

サンティアゴ・ウィピル1

白は安息と正しい道を、紫は夜と死者の世界を、赤は人の一生を表しているそうです。
それらの糸を縦糸に使い、整経という作業で縦糸を整えていきます。

手順1_整経する
縦糸が準備されると、今度はタッチ交代、お姑さんが腰機で織っていきます。
幅が約40~45cm、長さ170cmほどの布を2枚、左右の身頃用に作ります。

手順2_織る

手順2_織る2

手順4_ウィピル縫い合わせる
それを2枚はぎ合わせたら、いよいよ下絵を描き始めます。

手順5_下絵を描く

この瞬間から、作り手のセンスが問われます。
下絵も刺繍する人が描くのかと思いきや、
やはりそこは絵心のある人でないと、とのこと。
そりゃ、そうだな、と納得。
そこで、フランシスカは絵も上手なので、いつも周りからお願いされているそう。

簡素な絵やバランスの悪い絵はそのまま刺繍されて
なんだか幼稚で美しくないウィピルに。
下絵から、構図やバランスも良く綺麗で、
ディテールが書き込まれているものは、
刺し手のテクニックによって、さらに美しく仕上がります。

手順6_刺繍糸を選ぶ

手順7_刺繍する

下絵が描き終わると、刺繍担当者に渡されて、刺し始めます。
注文が多い時は、フランシスカたちは姉妹で分担して刺繍するようです。

ユリサ_刺繍中

そこで、どこから刺繍してくの?と聞くと
そこはあまりこだわりがないようで、好きなところから埋めていき、
即興で配色を決めてどんどん刺繍していきます。

今では、白と紫の縞の基本型も
作り手の好みでいろんな色のパターンがあり、
刺繍糸の色も、そのベース生地に合わせて作り手の感覚で選んでいきます。

糸屋さんも、ほら、この通り。
画材道具屋で絵の具を選ぶみたいに、色選び。
糸屋さん

Baharでも飾っている、儀式の際に着る一級品のウィピルは、
1着で100羽以上も刺繍されていて、何層にも重ねられた刺繍とその色使いは本当にお見事!
もはや芸術作品です。
guipil-SAprimera
(こちらは気になる方も多いようですが、私たちの所蔵のもので非売品となっております。。ご了承ください!)

他に展示しているものは、販売してますので、ぜひBaharさんで直接ご覧いただければと思います。

ちなみにフランシスカの好きな色は
マルチカラー。

さすが。

フランシスカ_結婚式用ウィピル着用

独特な配色センスと確かな刺繍テクニックで
私たちを魅了するフランシスカの刺繍ワーク。
なかなか日本では見れない手仕事です。

この機会にぜひ、直接ご覧いただきたいです!!

ラスト3日間、
Baharオーナーの春日さんが
みなさんのお越しをお待ちしております。

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