ILOITOOは、2012年、代表の大久保綾が立ち上げたファッションブランドです。
そのきっかけは、大久保が服飾を勉強していた学生時代に出会った一冊の本でした。グアテマラの極彩色の織物に魅せられ、すぐにグアテマラへ発つことを決意。その旅で、マヤの伝統手織物やその色彩センスに魅了されると同時に、貧困の現実を目の当たりにしました。
大学卒業後、グラフィックデザイナーとして日本企業で勤務するも、グアテマラのことが忘れられず、仕事を辞めて再び単身グアテマラへ。
スペイン語と織物を習う1か月の滞在。その後青年海外協力隊として現地へ派遣され2年間滞在しました。
そこで現地のマヤ女性たちの持つ手仕事の技術を活かして、雇用をつくることを決意。自身はデザインやアイディアを提供し、それをもとにプロダクトをつくってもらう。そうすることで、伝統産業は世代を越えて継承され、同時に、男女格差で抑圧されている女性にも仕事をつくることができる。
これが後のILOITOOとなる構想でした。
帰国後の2012年、商品のラインナップを揃え、ファッションブランドilo itoo(現ILOITOO)を立ち上げました。
今も変わらず、現地グアテマラで色彩豊かな手織物や生地を使って、日本人のライフスタイルにあったプロダクトを一点一点手作りで制作しています。
現地の伝統を守りながら、女性に雇用をつくる。
商品を手にしていただく方には、「ファッションの自由さ、新しい自分を発見する愉しさ」を感じてもらいたい。
そして、買うことを通して「ものを永く大事に使う」という価値観を社会に対して提示していきたい。
わたしたちはそんな思いで、ものづくりに取り組んでいます。
世界にたくさんの色が溢れますように。