グアテマラツアー6日目。
朝、ホテルからの眺めは絶景。
朝もやに光る湖と家々から立ち上る煙。
コーヒーでも飲みながらのんびりしていたくなるようなそんな朝。
時間があればここに何泊かしたいという声も聞かれましたが、
残された時間はあと2日。
旅も終盤、
この日はサンティアゴ・アティトランという町の
手刺繍をお願いしているフランシスカの家と、
ビーズをお願いしているアントニオの工房を訪ねました。
朝食は知り合いに頼んでホテルにデリバリー。
湖を眺めながら朝食を食べて、ボート乗り場へ。
この日は快晴。
30分ほどでサンティアゴ・アティトランに到着し、
船着き場からお土産物屋さんの並ぶ通りを上って
待ち合わせ場所の教会へ。
そこから徒歩数分。
細い路地の一画にフランシスカの家はありました。
台所とベッドルームだけの簡素なお家。
部屋にはみんなで入りきれなかったので、
お庭で刺繍を見せてもらうことにしました。
持ってきてくれたのは、
一斉に感嘆の声があがるほどいっぱいに鳥が刺繍されたウィピル。
まるで鳥たちがおしゃべりしているよう。
サンティアゴ・アティトランの伝統的な民族衣装は鳥の刺繍で有名で、
いろいろなウィピルを次々に見せてくれるので
みなさん夢中で写真をパシャパシャ。
刺繍する様子や、
下絵を描くところも見せてくれたのですが、
何も見ずにボールペンで次々と鳥を描いていくのでみんな『凄い!!』と感激するばかり。
ここでもウィピルを試着させて貰って、
さらに、”このウィピルなら売ってもいいわよ。”といくつか見せてくれたので、お買いもの。
双方大満足でフランシスカの家を後にして、
次はビーズをお願いしているアントニオの工房へ。
これは、ハチドリを作っている様子。
羽、体とパーツごとに作っておいて、
後で繋ぎ合わせていきます。
ここでも何の図案も見ずに黙々と作業を進める作り手さん。
アントニオの工房ではビーズにもこだわっていて、
チェコビーズを使っているとのことでした。
アントニオはグアテマラにビーズが持ち込まれた経緯や、
品質を保つのが難しいこと、
どんな風にビーズをデザインするのかなど、
色々と話を聞かせてくれました。
この日は駆け足、
この後パナハッチェルのマイクという友人が経営しているコーヒー屋さんに寄って、
夜までにアンティグアに戻る予定だったので、
午前中にこの二つの生産者を訪ねて、
お昼を食べて、
ボートに乗ってパナハッチェルへ。
ボートの運転手さんに急いでいることを伝えると飛ばしてくれ、
あっという間にパナハッチェルに到着。
忙しく動き回るマイクのところで
美味しいコーヒーとケーキを食べて、アンティグアへ。
ホテルに着いたのは夜暗くなってから。
旅立ちの町に戻ってきて、いよいよこの旅も残すところあと1日。
『明日の朝はちょっと遅めで、みなさんゆっくり休んでくださーい。』と解散。
もうすぐこの旅が終わってしまう若干の淋しさを感じながら
それぞれのベットへと向かったのでした。