大久保の思うこと

ホセフィーナからの嬉しい報告。

Aya Okubo
Aya Okubo

ILOITOO代表兼デザイナー。グアテマラのことや日々のことを綴っています。

Josefina y Celso de Javier
Photograph by Javier Borrayo       http://www.piafproducciones.com/

今日は立春。
昨日までの陽気が嘘のように寒くなりましたが、春はもうすぐそこですね。

そんな今日、グアテマラから嬉しい報告が。

ilo itoo縫製グループのキーパーソン。
連絡係のホセフィーナ。

グアテマラの田舎町に住む女性には珍しく本を読むのが好きで
とっても真面目な一児のお母さん。

2012年に出会ってから私達が最も信頼し、
倉庫の火事など数ある辛苦を一緒に乗り越えてきた女性です。

そんなホセフィーナ。
なんと奨学金で大学に通えるようになり、今日初めて授業を受けてきたとメールをくれました。
しかも専攻は『経営学』。

出会った頃からずっとずっーと、“勉強がしたい”と口にしていた彼女。
その夢が叶った嬉しさが半端ではないことがひしひしとそのメールから伝わってきました。
もちろん大学に通いつつもilo itoo縫製メンバーとして、頼れる連絡係として、
仕事も続けてもらうつもりです。

メールには
『習ったことをilo itooで活かせるから嬉しい。きっともっといい仕事が出来るようになるはず。』
という嬉しい文面も。

仕事と勉強、そして子育て。

決しててきぱきと“デキる”人ではないけれど、
ゆっくりでも着実に、信念を曲げず夢を現実にしている彼女は凄いなと思います。

東京Nui.でのイベントでスカイプトークをした時に、
参加者さんから出た『もし日本に来れたら何がしたいですか?』という質問。
お客さんに会いたい。とか、日本の商品を見てみたい。とかいう応えの中で
『発展している日本の人達がどんな風に働いているのか見てみたい。』と言っていた彼女。

真面目やなーと思いながらそんなこたえを嬉しく聞いていましたが、
いつかいつか、そんな夢を現実に出来る日が来るといいなぁと改めて思いました。

これからホセフィーナがどう変わるのか、とっても楽しみです。

さてさて、春、春。
私たちも頑張ろー。

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