大久保の思うこと

2016年もお世話になりました。

Aya Okubo
Aya Okubo

ILOITOO代表兼デザイナー。グアテマラのことや日々のことを綴っています。

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みなさんお元気ですか。
ilo itooのオオクボです。
2016年もあと数時間となりました。

今年も振り返ると、本当に多くのみなさんと出会い、
ilo itooを知ってもらえる機会が増えたなあと思います。

ちょっと振り返ってみると、
去年の暮れにグアテマラから帰り年明けてすぐ
立ち上げからずっと一緒に仕事をしてきたホセフィーナが仕事を辞めると言いだしました。

これからも彼女たちと仕事を続けていけるのだろうか、
このやり方で良かったのだろうか、と自分たちがやってきたこれまでのことを思い返しては
2016年これからどうしようか、という不安でいっぱいのスタートでした。

でもやることはあるし、楽しみにしてくれているお客さんたちがいるし、
前へ進むしかなく日々を過ごしていると、
不思議なものでそんな困った時に救世主は現れてくれて、
これまでホセフィーナが行っていた仕事を別の女性がテキパキとこなしてくれて
新しいことをどんどん吸収してくれて、私たちを助けてくれました。

展示会など、みなさんとお会いする現場で、
なかなか現地の女性たちとのリアルなやり取りをお伝えするのは難しく、
イメージもしにくいかと思うのですが(それが今後の課題でもあり)
確実に言えるのは、現地の彼女たちの頑張りや希望や期待、日本のお客さんたちへの想い
があるからこそ、私たちilo itooがいて、そしてプロダクトが生まれて、
それを通じて出会えたみなさんがいます。

そんな彼女たちの想いを紡いでいくのは私たちの大きな仕事でもあります。

ilo itooの現地の生産者はみな家庭や子供を持つお母さんたち。
そんな彼女たちの手仕事を応援したくて、自分も関わりたくて、
そして何よりも伝えたくて始めました。

最初、日本から来た若い独身女性たちに指示されて
働いていた彼女たちはどんな気分だったでしょう。

シングルマザーのホセフィーナと言い合いになった時
「独身で自由なあなたには分からないわ。」
と言われたことがあります。
ああ、私は彼女の辛さはわかってあげれないんだ。
と、その時のことがとても印象に残っています。

向こうで、仕事も家事も育児も頑張るお母ちゃんたちを見ていると、
私も早くそうなりたいなー、と。
そんな同じ立場で自分も頑張れるようになりたいなあ、と
そうして関わることがよりフェアだと思うようになりました。

自分のこの仕事はライフワークのように身に染み込んでいるもので、
これからのどんなライフステージにおいても
彼女たちと関わって仕事がしていきたいと思っています。

きっと難しいことも辛いこともどんどんやってくると思います。

でも、いつも強い意志があれば誰かが助けてくれるし、自然と道は開かれていく。
今年の初めがそうだったように。

そして、2016年12月 そんな私もついに入籍しました。

家庭を持つという新しいライフステージに立って、
これからどうなるかまだまだ未知ですが、
むしろ家庭があるからこそ力を蓄えられる人でありたいです。
そしていつも新しいことに挑戦して、たくさんの人と関わって成長していきたいなあ!
と思います。

どうぞ来年もそんなilo itooをよろしくお願いします。

みなさま良いお年をお迎えください。

Gracias.
Que pasen feliz año nuevo…♪

AYA

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